仏像は仏師が作ったものを選ぶのが一番

仏像を販売しているところというのはいろいろとあります。

最近はアクセサリーのようなものまでありますが、やはり本格的な信心をされるための仏像をお求めになりたいのであれば、お寺にも納めるような仏師が作るものを選びたいところです。

ある程度の形のものは何でも量産できる世の中ですが、仏師が作るものはその姿形に魂がこもっていることが感じられるでしょう。

人形を作る職人というのはいくらでもいますが、わざわざ仏師と呼ばれるにはそれなりの理由があります。

それはただ、形を彫るのが仕事ではないからです。

仏さまの心を形にしていくのが仏師です。

ですから、ただうまいというだけでは、本当に良い仏像は彫ることが出来ません。

例えば江戸時代に仏さまを彫りながら諸国をまわった円空というお坊さんは、生涯に12万体もの像を彫ったとも言われていますが、円空にとっては仏さまを彫ること自体が修業そのものだったのです。

そのような精神性を高く持つ仏師が彫った像を販売するお店を選ぶのがよいでしょう。